■阪口涯子の俳句

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●黒の回想 わが俳句遍歴 (118)


写真  シロバナサクラタデ  2006・8・29  近所にて



           

黒の回想 わが俳句遍歴 (118)・・・阪口涯子


 【 鞭とエール 】
     
1981・9・3(水) (つづき) 台風済洲島辺に停滞。曇天気温29、烈風。 うさぎ小屋にて。 
 
 だが僕にも、

      薔薇の坂にきくは浦上の鐘ならずや

の秋桜子の作品は矢張り美しく思える。

被爆という激しい現実が、この感傷句の背後にあるからだというのも
涯子のいつわりのない思いでもある。

 この作品は稍女性的であり、これに対し兜太の

      湾曲し火傷し爆心地のマラソン


は男性的であり、松尾あつゆきの自由律俳句、

      なにもかもなくした手に四枚の爆死証明


は美しいというより、むしろ悲痛そのものであるが、共に背後の重さ、
少し誇大的に云えば地球の重さの上にこれらの作品は存在している。


それがぼくらを撃つのではないか。

それは勿論言葉の芸術としての言葉を軽くみての発言ではない。
それとこれとは別次元の話である。

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  1. 2006/08/31(木) 07:22:21|
  2. ■ 『黒の回想・わが俳句遍歴』 阪口涯子
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