■阪口涯子の俳句

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● 黒の回想 わが俳句遍歴 (120)


   写真  タカサゴユリ(帰化種)  2006.8.31  散歩コース空き地にて

 



           

黒の回想 わが俳句遍歴 (120)・・・阪口涯子


 【 鞭とエール 】
     
9・13(日)  気温23 
 
 少し前の台風で道側ののうぜんは全部散ってしまったが、庭のさるすべりには
まだ終りの近い花房が残り、
 
その近くで曼珠沙華がうすみどりの筆をたてて筆の先端に
少しばかりの朱をのぞかせている。
 
空にはうろこ雲と積乱雲の共棲。
実は昨月から、「鋭角」同人の高塚かず子さんに来てもらって

書きっ放しの原稿を整理清書してもらったのだが
少し枚数が足りない。

ぼくの手許にある口語俳句の句集や雑誌を
アトランダムに近い乱暴なやり方だが少し書きとめてみる。

           市川一男

     かけす狂乱の情事を見てしまった

     ビヤガーデンの夜風に冷えて遺書書きのこすことにする

     残りすくない命なのでよろず好き嫌いでいくことにする

  (昭和42年刊、『市川一男句集』の終りの方の作品です。「口語俳句」主宰)


          内田南草

     あのことどこまでも実話 月光菩薩

     薄氷たがいに罪をかくしあう

     十二月八日野の果に煙があがる

  (昭和55年刊、句集『たてがみ』の終わりの方の作品です。「感動律」主宰)


●nora註・上の文中の高塚かず子さんは佐世保の詩人で、以前、H賞を受賞しています。
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  1. 2006/09/04(月) 07:32:07|
  2. ■ 『黒の回想・わが俳句遍歴』 阪口涯子
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