■阪口涯子の俳句

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

 ●黒の回想 わが俳句遍歴 (19)


                             写真 「クリスマスローズ」 


         黒の回想 わが俳句遍歴 (19)


   3.20(春分) つづき

 人が沢山すぎる程いた以前の「天の川」をふりえって見よう。
 
当然、無季或いは超季俳句の先達、神崎縷々、篠原鳳作あたりから書くべきであろうが、それよりほん

の一寸前、禅寺洞、草城、久女がホトトギスから除名さる前及び後の時代の芝不器男の名前がどうしても

忘れられない。

 
芝不器男は旧制松山高校を経て、東大農学部入学、途中退学して東北大工学部卒業、病(肉腫)を得て

九大医学部外科に入院、横山白虹たちに最期を看とられて、昭和五年二月福岡で永眠している。二十八

才。調べてみると明治三十六年四月(1903)生まれだから、彼はぼくより一年半ほどあとで生まれている。

 
鳳作だって四年余りぼくよりあとで生まれている。縷々は二年ほど先輩だ。彼らの秀でた業績におどろ

くということもあるけど、若い日から病多く体重四十五キロを今まで一度も越えたことがない。そして酒

を愛し煙草を愛し、こんな愚かな文章を書いている僕が七十八才になって尚生きているという、その長生

に自分自身おどろくということです。禅寺洞もひどい愛煙家であったが、昭和三十六年に七十三才で世を

去っている。


           八十までは数えていたり墓墓墓

の鷲見さんや、俳句が「天から降ってくる」家木さんの、老いし人の素直な流露性という奴が僕には欠け

ている。
 
不器男の話をつづける。

スポンサーサイト
  1. 2006/02/08(水) 08:44:54|
  2. ■ 『黒の回想・わが俳句遍歴』 阪口涯子
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<飢餓丘陵すず虫がなく白ひげふり★涯子 | ホーム | 芽ぶき重ねる革命の落葉樹巨きくて★涯子>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://k575.blog.fc2.com/tb.php/531-4a7a99da
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。