■阪口涯子の俳句

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●黒の回想 わが俳句遍歴 (23)


写真「オクラの花」 2005.7.14 わが畑にて


         黒の回想 わが俳句遍歴 (23)

 6・7(土)--つゆの霽れ間  つづき

 横山白虹の
 
              展覧会場にて

          三階の画廊へのぼる段けはし

          眼の前におみなの脚のおりてくる

          家々の裏のまずしさ窓ゆ見たり

や幡谷梢閑居(東吾)の、

          新聞紙(かみ)の香のぬくきをさしぬ固き戸に

          軒の闇すがしき河の色にあひぬ

          新聞紙(かみ)鳴らすかろき音より朝となる

などが昭和九年に出たのか、昭和十年の「心花集」に出ているのかも文献不足で僕にはよく解らない。

とにかく「天の川」の無季俳句は昭和九年、十年から出だしたのは確かなようだ。


 新興俳句という言葉がある。最近号の「三角点」をよんでいたら、新興俳句と無季俳句は違うという仁

智栄坊の言葉にぶつっかった。新興俳句という言葉の発生機序を詳らかにしないが「俳句研究」の昭和五

年六月号の「昭和初期の俳壇」の横山白虹の項で                     

「昭和六年は日本にとって、とりわけ、<暗い谷間>の入り口にあった(中略)この年に、われわれの現

代俳句が<新興俳句>と呼ばれるジャンルの淵源を鮮明にしはじめたことは、奇しきめぐり合せと言わな

ければならない。」                                          

と書き、「馬酔木」の高屋窓秋、石橋辰之助、石田波郷、加藤秋邨らの名を挙げ、「天の川」の芝不器男、

横山白虹、篠原鳳作、棚橋影草、北垣一柿らの名をあげている。

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  1. 2006/02/16(木) 08:32:23|
  2. ■ 『黒の回想・わが俳句遍歴』 阪口涯子
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