■阪口涯子の俳句

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●黒の回想 わが俳句遍歴 (31)


写真 「クリスマスローズ」 2006.3.4 松田山ハーブガーデンにて




            黒の回想 わが俳句遍歴 (31)

6.15(日)--つゆの霽れ間  つづき

人おのおのの意識と体験と体験に基く人おのおのの異った生の哲学、異なるが故の

個の哲学、それが短かい俳句表現として沸騰する、その沸騰こそが感覚だと僕は思うし、

「感覚的な句ならいくらでも出来るが」という鳳作だが、そして

「それがいやになる」 という鳳作だが、

それは彼が若かった故に生の哲学「生きる」への肉迫がまだ十分でなかった、

そして戦争を知らなかったせいであろうか。


 窓秋だったか誰だったか、鳳作について、

「少し簡単ですネ」と云った人も居たが・・・・・。が、

それ故に一層純粋感覚は鋭いとも言えよう。


         くろかみの重たからずや月光に   鳳作

 
 ともあれ「海の旅」にしろ「赤ん坊」にしろ、「灯台守」にしろ、それは

無季俳句の金字塔であることに変わりはない。

「天の川」陣営の中では歴史的に一番永く生きのびる人に違いない。

すべての天の川人が亡びても鳳作は残る。

それは簡単なために、というのは僕の言い過ぎか。

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  1. 2006/03/06(月) 07:58:54|
  2. ■ 『黒の回想・わが俳句遍歴』 阪口涯子
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