■阪口涯子の俳句

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●黒の回想 わが俳句遍歴 (32)


写真 「タンポポ」 2006.3.4 松田山にて





            黒の回想 わが俳句遍歴 (32)

6.15(日)--つゆの霽れ間  つづき


何故か僕は、ここで突如として石川啄木の短歌を想う。

     
          * やはらかに柳あをめる
   
            北上の岸辺目に見ゆ

            泣けとごとくに


          * 病のごと

            思郷のこころ湧く日なり

            目にあをぞらの煙かなしも



          * 教室の窓より遁げて

             ただ一人

             かの城址に寝に行きしかな



          * 潮かをる北の浜辺の

            砂山のかの浜薔薇(はまなす)よ

            今年も咲けるや



          * 漂泊の愁いを叙して成らざりし

            草稿の字の

            読みがたきかな


北のハングリー啄木と南のロマンの鳳作とを一緒にするのは勿論非常識だ。
だが、だが、どこか似てる。

どちらも甘くて感覚的で、そして少しく簡単だからだろうか。
簡単の単純の美、二人共それ故に後世に残るというのは論理の粗野であろうか。

 夜が白々と明けて来た。

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  1. 2006/03/08(水) 08:33:07|
  2. ■ 『黒の回想・わが俳句遍歴』 阪口涯子
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