■阪口涯子の俳句

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●黒の回想 わが俳句遍歴 (36)


写真 「ソシンロウバイ」 2006・3・15 うちの庭にて。
実生、今年最後の花4輪のうちの2輪。





            黒の回想 わが俳句遍歴 (36)

7.19(土)20(日)      「天の川」 つづき


             モーリス・マレシャルを描く

         黙の海に正しくチェロのまむかひぬ

         投光のかの円錐にチェロと生く

         絃隆し西班牙の夜を彼聴ける

         昏き夜ぞ琥珀のチェロのはじかれし

         別離の夜チェロかい抱ける汗を見き

これは昭和十年作。それはぼくが九大に帰学した年だ。そのころすでに影草の視力は可なり
怪しかったし、果して、このチェリストの額の汗がみえたのか何うか。
心眼もて彼はそれを見たのではなかったか。


              実験する心臓・四句

          まさびしき器械の中に心臓(ヘルツ)生きぬ

          心臓(ヘルツ)生き饐えし日空を窓にせる       
         
          心臓(ヘルツ)うち光(かげ)一滴を反へしゐる

          蒼然と摶つ心臓の魂を見き

これは昭和十一年の作品だ。

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  1. 2006/03/16(木) 08:04:52|
  2. ■ 『黒の回想・わが俳句遍歴』 阪口涯子
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