■阪口涯子の俳句

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●黒の回想 わが俳句遍歴 (49)


写真 「おかめ櫻の蕊&昆虫」 2006・3・21  フラワーガーデンにて



           黒の回想 わが俳句遍歴 (49)

8・17(日) 

 相も変らぬ冷夏。寝室に這入って、堪らなく暑くて腕時計を腕からはずす夜を、
ぼくは真夏日と自分自身で決めてるのだが、今年はまだ一回もはずしたことがない。

寒さの夏はおろおろ歩き・・・や、村の女は眠れない・・・の東北にならぬことを祈っている。
一昨日の終戦日、あの天皇のレコードを大連で聴いてから三十五年にもなるのか。

あのあと外地での恐怖の日々、略奪(ダワイ)時代のことはあとで又ふれることにしよう。
テレビに靖国神社は再々写し出されるが無名戦士たちの千鳥ヶ淵は何故一度も写されないので

あろうか。そして、時代にひどく敏感であった新興俳句の青年たち、その人たちは今は老いて
静かに自分の墓穴を掘り或いは自分の墓碑銘を刻みつつある。

ぼくの愛する若い世代の人たちよ、君らの感覚アンテナの角度は何人にもとらわれず君ら自身が
定めるべきではないのか。
ぼくは千鳥ヶ淵の一亡霊だ。

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  1. 2006/04/12(水) 07:09:22|
  2. ■ 『黒の回想・わが俳句遍歴』 阪口涯子
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