■阪口涯子の俳句

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●黒の回想 わが俳句遍歴 (66)



写真 「夏みかんの花?」2006・5・14 近所の家の庭木です




 

 黒の回想 わが俳句遍歴 (66)


11・9(日) 曇  つづき

        「天の川」昭和十七年八月号巻頭句

 
             三十五年前曽住の旅順を訪ふ

 
       さつきぞら閉塞船図ふりわたる        内田 慕情

       梨花の家さすらひやまず見つけたり

       弾丸ほりてあそびしかべの齢なき

       しぬはしにいくるはいきて柳じよふむ

       いっぺん痴情りうじよにのってくる

 その「梨花の家」が老いた慕情に黄海を越えさせたわけの一つでもあったのか。



  内田慕情(うちだ・ぼじょう)

 本名璞。明治十四年八月東京に生まれた。京都に住み、陸軍軍医だった。
明治三十五年ごろから俳句を始め、「ホトトギス」「鹿火星」「懸葵」などの伝統俳句を経て
「天の川」に移り、同人として活躍し「銀河」を主宰したが、戦争後大連で死去したという。

没年月不明。松原地蔵尊との共著で作品集『燈台』(昭16)がある。

 これは近代文学注釈大系『近代俳句』神田秀夫・楠本憲吉共著、有精堂発行、
作家解説は楠本担当、昭和四十年刊、にそう書いてあると八木原祐計が調べてくれた。       

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  1. 2006/05/17(水) 06:23:42|
  2. ■ 『黒の回想・わが俳句遍歴』 阪口涯子
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