■阪口涯子の俳句

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●黒の回想 わが俳句遍歴 (67)


写真 「枝蛙」=えだかわず(夏の季語)枝にとまった蛙のこと。 2006・5・16 うちの庭にて。
        雨が降りはじめ夏椿の木肌が濡れその後、大降りになりましたが、寝ているのか動かず。
 



        

 黒の回想 わが俳句遍歴 (67)


11・9(日) 曇  つづき

 慕情と地蔵尊との共著『燈台』は見たことがないが、慕情が「天の川」で禅寺洞選の
巻頭になったのが大正九年五月、慕情四十才前後のころだ。


          温突や瑠璃色しきて薄衾

          ふところに端書曲がれるどてらかな

          物啣へて春潮あがる犬に女

          雪解や盲いたはる渡舟守


 第三句目あたりに、その後の作品傾向を暗示するものがあるようだが、当時「天の川」自体が
ホトトギス系であったことを思い併せると、この作品の迫力は流石と思うのだが何故であろうか。

慕情は昭和十八年「天の川」廃刊までに、その巻頭句の席を四十一回獲得している。
これは「天の川」では断トツの業績である。
このすべての巻頭句全部を遠賀川の旧友片山花御史が僕のために書きうつして教えて呉れた。
明治生れの旧友は有難きかな。
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  1. 2006/05/19(金) 06:48:54|
  2. ■ 『黒の回想・わが俳句遍歴』 阪口涯子
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