■阪口涯子の俳句

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●黒の回想 わが俳句遍歴 (84)



写真 さんざ調べましたが名前不詳  2006・6・20 (散歩コースにて、最近咲き始めました)

      ■追記 不明の花の名=ヒナキキョウソウ・帰化植物です。
          また、yasukoさまに教えていただきました。感謝~!




           

黒の回想 わが俳句遍歴 (84)・・・・・・・阪口涯子

      
1981・1・17(土)  雪時 つづき

戦後の「長い口語俳句」のことを書かねばならぬが、その前に一寸と一休みしたくなった。

      アロン ②

 「ドクトルは言葉はうまくないけど、只自分たちの感じをのみこんで呉れるから」と白系たちは
お世辞を言って下手な言葉を慰めて呉ます。彼らのお茶に私はよくよばれました。

白系のおばさん達は、私の末の子の名を覚えて、「これ、フキヲちゃんに」
と自家製のロシア菓子を呉れたりしました。

彼らとの会話、私は万事短詩形的節約で話し又その感覚で受取ったわけでもありました。
「ドクトルなんで悲しそうな顔しているの」とスリジコフおばさんは行きずりに聞く。

彼女は50才にほど近い、幼稚園の先生です。
家には頭山満翁などと一緒に東京で写した亡夫の写真が飾ってある。

レイテ沖海戦のときだったのだろう。

「南方の戦争、日本敗けれるのです」

「独逸はいけないけど、日本そんなに悪くないのではないか?」

「いや、とてももう駄目らしいのです」

二十歩ほど行きすぎて大声で私は叫びます。

「 何 う ぞ 今 の 話     他 の 人 に 言 わ な い で 」
(ビッテ シュプレッヘン ジー  ニヒト ワス イヒ エッツト シュプリヒト)

「外人と付き合いすぎるので目を付けられてる相ですから要心なさらないと・・・」と妻は言います。
私の隣家は実は日本の憲兵隊長の官舎だったのです。
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  1. 2006/06/22(木) 07:33:18|
  2. ■ 『黒の回想・わが俳句遍歴』 阪口涯子
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