■阪口涯子の俳句

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●黒の回想 わが俳句遍歴 (105)


 写真  風船カズラの花と蜘蛛   2006・8・3  近所の道端にて 



           

黒の回想 わが俳句遍歴 (105)・・・阪口涯子

      
1981・1・17(土)  雪時 つづき

戦後の「長い口語俳句」のことを書かねばならぬが、その前に一寸と一休みしたくなった。

      アロン (23)

 結局アロンとメリーの仲は天下御免だというわけで。その夜は次々話がはずんで行きました。
上官と部下のこの辺の所はスラブ的のびやかさが御座いましょう。

 
   アロン起きあがって唄います。 
   林檎の樹の下で
   明日また会いましょう・・・
   ・・・

 アロンと来たら唄まで日本のが好きで、メリケン風のジャズ唄は見向きもしません。
彼にはジャズすらも日本のはキレイなのです。


 アロンは語ります。

「プロレタリアート、昔はありましたが今のソ連にはありません。


ソ連のいい所、病気しても病院は無料、失業もありません。

只ソ連には併し自由がありません。

外国に行こうと思っても絶対にそれは出来ません。

ドクトル、東京に帰ったらみんなにソ連のやったことすっかり言って下さい。
掠奪(ダワイ)のことも・・・


アロンはいつかは空気抜きをあけたトランクに這入って文化(クルツール)の日本に
密航するのだと冗談を言います。

祖国を信じない気の毒なアロンでした。

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  1. 2006/08/05(土) 08:08:59|
  2. ■ 『黒の回想・わが俳句遍歴』 阪口涯子
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