■阪口涯子の俳句

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●黒の回想 わが俳句遍歴 (109)


写真  稲とヤマトシジミ  2006・8・8  散歩コースにて



           = 黒の回想 わが俳句遍歴 (109)・・・阪口涯子 =

 【 鞭とエール 】

     
1981・9・3(水) (つづき) 台風済洲島辺に停滞。曇天気温29、烈風。 うさぎ小屋にて。 

 それを飛び越え逸脱して作句することは避けたい気持ちに
ぼく(涯子)は只今なっている。

更に更にリズムを引きのばして行ったとしても、
その俳句の(或いはそれはもう俳句ではないとも言えよう)


人にうったえるものが、より深く或いはより広くなろうとは、
ぼくの実作の小さな経験からしても考えられないように思うと、

ぼくは昭和十八年には書いている。

それが敗戦後一年半を経て日本に帰ってから、
何うしてあの長い長い口語作品を書くようになったのか。

ゴビの砂漠で相撲をとるということは、
そこに土俵が無いという定型派からの揶揄の言葉だが・・・。



 ●nora註記。涯子さんは、はじめにご紹介した『阪口涯子句集』の中の「LONG之章」で
           昭和25年~33年までの、長い長いリズムの45句を
          書き残しています。

   その中からの2句です。

   門松の青さの兵のズボンの折り目の垂直線のかなしい街(32音)

   海峡はいちまいのハンカチ君の遺髪ぼくの遺髪をつつむ(30音) 
 

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  1. 2006/08/13(日) 07:25:44|
  2. ■ 『黒の回想・わが俳句遍歴』 阪口涯子
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