■阪口涯子の俳句

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阪口涯子句集『北風列車』『阪口涯子句集』『雲づくり』 ・著書『黒の回想 わが俳句遍歴』


  ※このブログは yahooブロブ「野風俳句日記」から引越しました 

 
■2013/2/1
以前から気になっていた 阪口涯子さんのご遺族と連絡がつき
拙ブログで 俳句や文章を 公開してもよいと 
ご了承いただきましたので
さっそく 全書庫を公開します
   
阪口涯子の俳句を 世界に発信することが
拙ブログ開設の主目的であり 心おきなく公開出来て
とってもうれしいです

         阪口涯子応援隊・記



■2013/2/8 ・・・追記

ご遺族の Yさまから 

「阪口涯子の著作のすべてを インターネット上に公開することを 了承致します」
という書面・捺印と 下の句碑写真コピーを 送っていただきました 

       Yさま ありがとうございましたm(__)m

  

  1991.9.15 阪口涯子3回忌に建立(佐世保市・弓張岳)

ちよろずのかなしみの雪ふる島あり
空に鳥たち茗荷はうすく礼装して

句碑s




 
     --------以下 2012.9.1 UP記事 --------

■9月20日は俳人阪口涯子忌 

   風の九月銀河へ涯子の書庫ひらく  野良



▼阪口涯子80歳(1982.7) 秩父にて・応援隊撮影
涯子・80歳」


   
  
     薔薇を愛し 佐世保バラ会会長だった涯子(がいし)さんへ
     2010/12/23撮影 小田原フラワーガーデンの 薔薇を捧げます
バラ



            
              ■阪口涯子の7句 nora抄出

海峡はいちまいのハンカチ君の遺髪ぼくの遺髪をつつむ(1950年作・nora註)

門松の青さの兵のズボンの折り目の垂直線のかなしい街  

    れんぎょう雪やなぎあんたんとして髪だ

     むつごろうわが逆光の泥はなびら

    からすはキリスト青の彼方に煙る      


 凍空に太陽三個死は一個
      
       空に鳥たち茗荷はうすく礼装して  
  (この句は 涯子さんの故郷 佐世保の句碑に刻まれています)
         

 
  短歌より長い音数の 自由律俳句を経て 俳句定型575へ回帰した俳句遍歴
  医師として戦中戦後を生きたあかしが 
3冊の句集『北風列車』 『阪口涯子句集』 『雲づくり』と
 著書『航海日誌・黒の回想』に躍動しています
  
  
  1989年9月20日 敬愛する阪口涯子氏が 87歳で他界しました
  『海程』(俳句同人誌)で 
  氏の晩年にお付き合いさせていただき 
  お逢いしたのはたった2回 秩父と佐世保

  ダンディなお人柄と 俳句のファンです
  好きな俳人は?と聞かれれば 即 阪口涯子!

  灰白のコスモポリタン涯子 (『雲づくり』 解説で 金子兜太氏命名)の
  珠玉の俳句をご紹介いたしたく ブログを開設 涯子俳句の書庫作成
沢山のコメントをいただきありがとうございました
  
 
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 阪口涯子紹介 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
九大俳句会で吉岡禅寺洞の指導を受ける
満州(大連)で医院を開業   
  戦後満州を引揚げ 故郷佐世保で医院開業
  1950年 第一句集『北風列車』刊
  俳誌『海程』の創刊同人
  のちに「西海病院院長」を勤めたあと
  60歳頃から数年 船医として 貨物船に乗りアフリカなど世界へ
  『海程』に『航海日誌』を連載 
  最後の著書『黒の回想 わが俳句遍歴』
  共に涯子さんの魅力全開の名文です
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ nora記 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 



『航海日誌・黒の回想 わが俳句遍歴』ーあとがき・八木原祐計記 から転載

    
 著者略歴

     阪口涯子(さかぐち・がいし)
     本名・阪口秀二郎。
1901年11月11日
長崎県佐世保市生れ。
九大医学部卒、医師。
  
    『俳句基地』 『鋭角』を主宰し、廃刊後『穹』顧問。 『海程』同人。
     句集『北風列車』
     『阪口涯子句集ー戦後俳句作家シリーズ(海程新社)』
     句集『雲づくり』。
1989年9月20日没。

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テーマ:俳句 - ジャンル:小説・文学

  1. 2013/02/03(日) 10:00:40|
  2. ■ TOP 阪口涯子
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■男のように台風圏の樹は倒れよ■涯子


写真  2006・9・19  足柄平野から箱根外輪山を望む

   『 北風列車 』 82 終 



 阪口涯子の第一句集『北風列車』を転載しています。昭和13年、涯子36歳からの10年間の
 俳句作品です。若き医師、涯子30歳からの満州時代は、このようにして書き残されています。

               *ーーーーーーーーーーーーーーー*


      『 北風列車 』   阪口涯子作品集 (82) 全作品332句 にNOをつけて順に掲載いたしました。これが最後のページです。
   Ⅱ 硬山のほとり              
                                       
       ● 自画像  つづき         昭和24年               
               

329     野をこえてひとり子が行ったターザン映画    


330     しののあめ青からかさをジープにみられ


331     身をななめにびしょぬれているニヒル像    


332     男のように台風圏の樹は倒れよ




              完



  ●みなさま、ながながとご拝読いただき有難うございました。
    これで、阪口涯子の俳句紹介は全て終りました。

   いや~俳句っていいもんですね~     nora
  1. 2006/09/22(金) 06:52:52|
  2. ■ 『北風列車』 阪口涯子第一句集
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■カストリ飲んで野菜の花を抱擁した■涯子


写真   コスモス   2006・9・20  散歩コースにて

   『 北風列車 』 81 



 阪口涯子の第一句集『北風列車』を転載しています。昭和13年、涯子36歳からの10年間の
 俳句作品です。若き医師、涯子30歳からの満州時代は、このようにして書き残されています。

               *ーーーーーーーーーーーーーーー*


      『 北風列車 』   阪口涯子作品集 (81) 全作品332句 にNOをつけて順に掲載しています。
   Ⅱ 硬山のほとり              
                                       
     ● 自画像 つづき    昭和24年               
               

325     カストリ飲んで野菜の花を抱擁した   


326     野菜の花抱きしめていた異邦人


327     カランカランとなる晩鐘は遠くの国   


328     芋飴なめて妖精譚(フェアリーテール)わすれた少女


  ●nora註: カストリとは、第二次世界大戦後の日本で出回った次のもの。
        清酒の酒粕を水で溶き蒸留した低品質の焼酎、カストリ焼酎のこと。
        (ネットで検索しました)
  1. 2006/09/21(木) 07:38:27|
  2. ■ 『北風列車』 阪口涯子第一句集
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■きみの皓歯かと大群とひかりあう ■涯子



写真  白彼岸花  2006・9・19  小田原市にて

   『 北風列車 』 80 



 阪口涯子の第一句集『北風列車』を転載しています。昭和13年、涯子36歳からの10年間の
 俳句作品です。若き医師、涯子30歳からの満州時代は、このようにして書き残されています。

               *ーーーーーーーーーーーーーーー*


      『 北風列車 』   阪口涯子作品集 (80) 全作品332句 にNOをつけて順に掲載しています。
   Ⅱ 硬山のほとり              
                                       
     ● 自画像 つづき    昭和24年               
               

322     きみの皓歯かと大群とひかりあう    


323     白い兵舎ぬけ出て君もかとのような


324     絹くつしたのかとという言葉口に出さぬ    


   nora 註:かと=蝌蚪(おたまじゃくし)です。
9月20日は17年前亡くなった阪口涯子の命日です。「涯子忌」・・・
晩年どこかの高校の校歌を頼まれていたとか。
どこの高校なのでしょうか?きっと地元の九州だと思いますが・・・
身近だった方に連絡して、捜してみたいと思います。 nora
  1. 2006/09/20(水) 08:30:51|
  2. ■ 『北風列車』 阪口涯子第一句集
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■乾藷(かんころ)が雲のかけらを並べている■涯子


写真  イヌキクイモ  2006・9・12  酒匂川にて

   『 北風列車 』 79 



 阪口涯子の第一句集『北風列車』を転載しています。昭和13年、涯子36歳からの10年間の
 俳句作品です。若き医師、涯子30歳からの満州時代は、このようにして書き残されています。

               *ーーーーーーーーーーーーーーー*


      『 北風列車 』   阪口涯子作品集 (79) 全作品332句 にNOをつけて順に掲載しています。
   Ⅱ 硬山のほとり              
                                       
     ● 自画像 つづき    昭和24年               
               

319     乾藷(かんころ)が雲のかけらを並べている    


320     鶏頭が茎まで燃えて貧しい谷間


321     きみの唇漆黒の蝌蚪に花ひらく    




  1. 2006/09/19(火) 08:10:41|
  2. ■ 『北風列車』 阪口涯子第一句集
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